オリックス・ジョーンズ 2年目は違う!初実戦初打席でいきなり先制打
「オープン戦、オリックス6-6ロッテ」(2日、京セラドーム大阪)
プロ野球は2日、当初の予定より1週間遅れてオープン戦が始まり、京セラドーム大阪でオリックス-ロッテ、ペイペイドームでソフトバンク-中日の2試合が有観客で行われた。本来は2月23日にキャンプ地の沖縄でスタートする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言などを受け、2月に沖縄で組まれていたオープン戦は全て無観客の練習試合に変更された。
来日2年目のオリックス・ジョーンズが初実戦の初打席でいきなり先制適時打。今年は違うというところをアピールした。
0-0の二回無死二塁の先制機。左腕・中村稔に対して2球で追い込まれるが、粘ってフルカウントとすると、7球目の外角変化球を中前にはじき返す適時打にしてみせた。
「去年は自分の中ではやる気持ちがあって積極的過ぎるくらい振りにいっていた。今年はオープン戦の間はできるだけたくさんのボールを見るように我慢しようと考えて打席に入ったんだ」
中村稔は昨季、5試合で2勝1敗、防御率1・25と苦手にした。その相手を初対戦で攻略したところに価値がある。
昨季はバリバリのメジャーリーガーとして鳴り物入りで入団したが、打率・258、12本塁打、43打点と不発に終わった。なぜ期待に応えられなかったのか。オフの間に答えを探した。
「自分がどういう打者かを考えた。シングルにしかならないボールを無理に長打にしようとするのではなく、投球に合った打撃をしようと心掛けている」
中嶋監督は「もともと技術の高い選手ですから」と変わらぬ信頼を寄せた。今年こそ“本物”を魅せる。ジョーンズは「きょうが開幕でも準備はできている」と言った。自信がみなぎった。