ロッテ・山口 4番“初タイムリー”で猛アピール 打席増えて「楽しい」
「練習試合、西武3-9ロッテ」(2月28日、春野総合運動公園野球場)
ロッテ・山口航輝内野手(20)が4番初の適時打を放ち、初の開幕1軍入りへアピールした。高卒3年目の成長株は、チームのオープン初戦となる2日・オリックス戦(京セラドーム)で4番に座る見込みとなった。
大役の重圧も慣れたものだ。初回1死二、三塁で平井の外角直球を捉えて右前タイムリー。「追い込まれてから三振しないようになんとかバットに当てる気持ちでした」。27日・西武戦から4番を務め、2試合連続安打とタフな一面をみせた。
それものそのはず。小、中学時代は主に4番、明桜では2年から4番に座った。「8番、9番より(チャンスが)回ってくるので楽しいですよ」と頼もしく言ってのける。
今年は初の1軍キャンプで藤原、安田とともに松中臨時コーチの指導の下、日が暮れるまでバットを振った。「手の皮がむけて痛かったが、今はしっかり振れている」。振りこんできた成果が結果に表れている。
井口監督は「引き続き4番を打たせたい」ときっぱり。新たな主砲候補から目が離せない。