ロッテ・安田 松中氏直伝打法で“今季1号” 宜野湾3年連続弾!【NPB】

 ロッテ・安田尚憲
 3回、本塁打を放つロッテ・安田(共同)
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 「練習試合、DeNA4-5ロッテ」(21日、アトムホームスタジアム宜野湾)

 鋭い弾道が右中間芝生席に飛び込んだ。ロッテ・安田が対外試合5試合目、18打席目で待望の初アーチ。「ここまで実戦で結果が出てなかったけど、思い切って自分のスイングをしようと思った。いい結果になってよかった」と安どした。

 二回の第1打席に中前へ11打席ぶりの安打を放ち、気分をよくして向かった三回2死の第2打席。上茶谷のスライダーを完璧に捉えた。「ここでは3年連続(本塁打)です」と相性のいい宜野湾で“今季1号”だ。

 4年目の今季は初の開幕スタメン、三塁の定位置奪取へ向け、ライバルのレアードに勝つ目標を掲げる。「レギュラーを奪いにいかないといけない」。石垣島キャンプでは松中臨時コーチから「1年間、4番にどっしり座ってほしい」と強化選手に指名され、振り込んできた。

 課題は直球に差し込まれずに打ち返すこと。三回の打席で交代した後は室内練習場へ行き、1時間半のマシン打撃を敢行。松中氏に教わった左の軸足に体重を乗せてスイングすることを頭に入れながら汗を流した。

 「まだまだ。真っすぐをしっかり捉えないといけないし、自分のポジションは奪い取らないとね」と井口監督。レギュラー、開幕1軍のメンバー絞り込みが本格化する中、開幕「4番・三塁」取りへ、安田が持ち味の長打力をアピールする。

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