「練習試合、楽天８－３ロッテ」（１３日、金武町ベースボールスタジアム）

　楽天の石井一久監督が、監督就任後初めて対外試合で指揮を執り、“初陣”を見事勝利で飾った。

　「まず、ベンチが西日じゃなくてよかったなと思います」と独特の着眼点で試合を振り返った指揮官。試合では練習中に見せる温和な表情とは打って変わって、するどい視線をグラウンドに向けた。脇を固めるコーチ陣に話しかける姿もあり、「僕自身もコーチとのコミュニケーションだったりいろんな部分をこれからもう少し詰めてしっかりやっていく段階。コーチとのコミュニケーションはしっかりやっていきたいと思います」と語った。

　試合は辰己、小郷、田中和の先発外野手陣がいずれも安打を放ってアピールに成功。「素質がある外野陣なので、素質だけにとどまらずに、もう１つ上というところのレベルで争ってほしいなと思います。ポテンシャルはある選手たちなので、そこに誰がポジションに入るのか、誰が活躍するのか楽しみです」とさらなる競争を期待していた。