NPBとJリーグ 入国時の自主隔離期間の短縮を要望へ 対策連絡会議

 日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第25回が8日に開催された。ウェブ会議後にプロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)、Jリーグの村井満チェアマン(61)らがオンライン会見を行い、アスリートの入国・帰国時における自主隔離期間の短縮を科学的データの提示とともに求める考えを示した。

 プロ野球、Jリーグとも開幕を目前に控え、新外国人選手の入国が停止されたことで、チームに合流できない状況が続いている。また在留資格を持つ選手も2週間の隔離期間が必要となっている。斉藤コミッショナーは「入国したとしても14日間の待機期間が決められている。我々としてはこのあと代表者会議で課題を検討して、提言する必要があれば、Jリーグさんと一緒になって提言していきたい」と専門家の見解やデータ分析を元に、隔離期間の短縮を求める。

 緊急事態宣言が発令されている現在は停止しているが、スポーツ選手には入国・帰国時隔離期間の特例的免除(アスリートトラック)の適用がある。緊急事態宣言前に適用されていた時は14日間だったが、斉藤コミッショナーは「10日か1週間でPCR検査をしっかり受けるということでどうだろうというアイデアも出た」と明かした。東京五輪・パラリンピックの開催にも影響を与えるという背景もある。

 Jリーグは新規入国制限のため現時点で選手23人、監督コーチ6人、その他家族など24人の計53人が入国できていないと報告。昨季J1と天皇杯王者の川崎と、J1で2位だったG大阪が対戦する富士ゼロックス・スーパーカップ(20日・埼玉スタジアム)の入場者数について村井チェアマンは「超厳戒態勢下での運営となる。(上限)5000人をメドに準備を進めている」と明言した。26日のリーグ開幕については緊急事態宣言の状況なども見極めながら「超厳戒、厳戒両面でフレキシブルに対応したい」と見通しを語った。

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