平野新守護神でオリックス復帰 中嶋監督「いい雰囲気を作ってくれる」
オリックスは6日、マリナーズからFAになった平野佳寿投手(36)と1年契約の年俸1億5000万円プラス出来高払いで契約合意したと発表した。4年ぶりの復帰で背番号は「16」。10日に宮崎市内で入団会見を開く。
昨季まで抑えを務めたディクソンが先発転向する今季。代役は新外国人獲得を含めて検討してきたが、かつての守護神復帰というウルトラCで埋まった。
福良GMは「メジャーがああいう状況なので、去年のシーズンが終わってから話をしていた。大きい。人間的にも素晴らしいし、若い連中の成長にもつながる」と期待した。
日米通算164セーブ、187ホールドという救援のスペシャリスト。昨季セットアッパーを務めたヒギンス、山田、漆原、富山、K-鈴木らの若いブルペン陣にリーダーが加わることも大きい。
中嶋監督は「ブルペンの中心だったわけですから。向こうでもちゃんとやってきてますし、いい補強です。ブルペンでいい雰囲気を作ってくれると思う。そこが素晴らしいことだと思いますね」と手放しで喜んだ。
交渉の中で平野からメジャー復帰についての要望はなかったという。救世主が2年連続最下位のチームを上位に導く。