「ＤｅＮＡ春季キャンプ」（３日、宜野湾）

　ＤｅＮＡの細川成也外野手（２２）が、フリー打撃で持ち前のパワフルなスイングを見せつけた。後方で三浦監督が見守る中、主力の砂田を相手に１３スイングで安打性の打球を７本。うち２本を左翼後方のネットに突き刺した。

　この日は早出メンバーとして、朝から強烈な打撃を見せていた。「いい状態。感触は悪くない。今年は勝負の年。レギュラーを取ってシーズンで活躍する」と一球一球を大事に力強く振り込んだ。

　視察に訪れた阪神・太田スコアラーは「あんな飛ばすんだ」と驚き、「あれだけ振れるのは強み。レギュラーになれる力がある」と視線を光らせた。

　外国人選手の来日が不透明な中、１軍キャンプスタートとなり、チャンスは転がっている。昨季は２軍で１３本塁打、５３打点でタイトルを獲得。三浦監督からは「勝負の年だぞ」とハッパをかけられている。「やるぞという気持ちになる」という細川の目に覚悟がにじんだ。