ロッテの井口資仁監督（４６）が３１日、石垣島での合同自主トレを視察。佐々木朗希投手（１９）が熱望する楽天・田中将との先発対決は、自力でつかみ取ることを期待した。

　田中将に憧れを抱き、少年時代には投球フォームを参考にしていた佐々木朗。２９日のブルペン投球後「（投げ合えたら）夢のようです」と思いを打ち明けていた。そんな若き右腕に対し、指揮官は「朗希がしっかり投げ続けてくれればね。（結果を残せば）もちろんある」。競争を勝ち抜いて先発ローテに定着すれば、あえてマー君にぶつける可能性も示唆した。

　成長を見せている姿に井口監督は昨年以上の期待感を抱いている。室内練習場でのキャッチボールを真後ろで観察し「だいぶ、仕上がっていて楽しみ。体もしっかりできている」と目を細めた。

　自主トレから順調に調整を続けている佐々木朗は、キャンプ初日からブルペン入り予定。練習試合、オープン戦と結果を出し続け、開幕ローテ入りをつかめば、マー君と夢の対決も見えてくる。