ヤクルト・高津監督 マー君と対戦したい!“生きる教科書”効果期待

 ヤクルトの高津臣吾監督(52)が30日、楽天に復帰した田中将大投手との対戦を熱望した。楽天とは沖縄で練習試合を含めた3試合、3月にもオープン戦が1試合組まれており、「対戦したい。目の前で見てみたい」と言葉を弾ませた。

 対戦熱望の言葉の中には、指揮官の思いがにじむ。海を渡り、世界を代表する投手となった田中将。大エースから学べるものは多いといい、敵チームでこそあるが、生きる“教科書”として選手たちへの効果を願った。

 「打者は打席に立ってすごい球が来るなとか、投手も同じグラウンドに立っているだけで何か吸収できる。せっかくのチャンスなので、そういう機会があればいいと思います」

 今キャンプは、熾烈(しれつ)なサバイバルキャンプを掲げる。少ない枠をかけ、「激しい、レベルの高い競争が今のスワローズには必要」と言葉に力を込める。高津政権2年目の球春到来へ。好投手からのヒントも得ながら、最下位からの逆襲を誓う。

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