マー君 楽天復帰決断の経緯「悩みに悩んだ」「腰掛けではない」【NPB】

 フォトセッションでボールを投げる楽天・田中将大(撮影・堀内翔)
 入団記者会見を行った楽天・田中将大(撮影・堀内翔)
 入団記者会見を行った楽天・田中将大(撮影・堀内翔)
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 ヤンキースからFAとなり、楽天復帰が決まった田中将大投手(32)が30日、都内で入団会見を行った。

 ヤンキースで7年間プレーし、通算78勝。メジャー残留の選択肢も予想された中、8年ぶりの古巣復帰を決断した経緯についても説明。「震災から10年という年で、その中で自分が初めてFAになってチームを選べる立場にあったわけですが、この10年という数字は自分にとって意味のあるタイミングじゃないかなと思ったので今回このような決断に至りました」と明かした。

 詳細についても触れ、「ヤンキースと再契約してプレーしたい思いがありました。しかし、かなり早い段階で代理人を通じて話しを聞いている中で、別々の道を歩んでいかないと、と感じましたので、それ以降、様々なことを考えましたし、日本も含めてですけど。今まで考えたことがないくらい考えて、悩んで悩んで悩みました」とし、「一番は自分がどういう環境の中で野球をしたいのか、だったので。7年間向こうでプレーしたことをものすごく評価していただき、大きなオファーもありました。ですが、その中でも自分はこのイーグルスでプレーして、また、日本の方々の前で投げるということ、そこを上回ることは最後までなかったのでこういう決断に至りました」と語った。

 続けて「大前提として楽天イーグルスからオファーを頂かなければ、自分が戻りたくても戻れないのでそこが一番ではありますけど、必ず日本に帰ってきて楽天イーグルスで、キャリアの晩年ではなくて、どこかいいタイミングで日本でバリバリ投げたいなという思いはありました」と語り、2年契約を結んだことに「2年という契約になっていますけど1年終わった段階で球団の方とお話させていただく機会は設けておりますのでどうなるかは分かりませんが」と前置き。「とにかく、まだアメリカでやり残したことがあると自分では思っているので、そこの中での選択肢は捨て去りたくなかったのでこういう契約をさせていただきましたが、決して腰掛けなどではなく本気で日本一をとりにいきたい、イーグルスでプレーしたいと心から思っての決断なので、生半可な気持ちではどこの世界でも成功することはできないと思うので、まずは今シーズン、全力で戦いたいと思っています」と強い決意も示した。

 マー君は今オフ、楽天と年俸9億円プラス出来高で2年契約を結んだ。

 この日は楽天の三木谷会長、立花社長、石井監督兼GMも出席するさすがの“超VIP”待遇での会見となった。

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