元阪神・伊藤隼太「熱い思い、誠意に応えたい」背番号は32 四国ILp・愛媛入団会見

四国ILp・愛媛への入団会見を行った伊藤隼太(左)と薬師神績球団社長
決意のまなざしで会見に臨んだ四国ILp・愛媛の伊藤隼太兼任コーチ
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 四国ILp・愛媛に野手兼任コーチとして今季から加入した、元阪神の伊藤隼太外野手(31)が30日、松山市内で入団会見を行った。

 愛媛のチームカラーであるオレンジ色のネクタイを締め会見に臨んだ伊藤は「まずNPB復帰が一番にあるが、それだけではなく、選手の育成、チームの優勝、自分に期待されていることをすべて追い求めてやっていきたい」と決意を語った。

 阪神を退団後、合同トライアウトを受けたが、NPBからのオファーはなく、1月中旬に愛媛から兼任コーチのオファーを受けた。「熱い思い、その誠意に応えたいという気持ちになった」と、家族とともに愛媛に移り住むことを決めた。

 愛媛入団を前に、元阪神でBCリーグ・栃木の西岡剛内野手、元ソフトバンクの川崎宗則内野手に相談。「野球を始めた時の気持ちを思いだして、本当に自分らしくプレーしたらいいんじゃないか」という言葉で背中を押された。他にも昨年四国ILp・香川で総監督を務めた松中信彦氏の話も参考にしたという。

 NPB復帰のために「年齢のこととかも考えると、戻るためには圧倒的な数字を残す必要がある」と悲壮な決意を見せたが、一方で生まれて初めてのコーチ業に「楽しみな気持ち」もあるという。「指導するということは自分も理解していないといけない。自分にもプラスになる」と前向きに語った。

 また、この日の会見は自身のYouTubeチャンネル「伊藤隼太の独壇場」で生配信。「阪神にいたときのように、メディアから注目されない立場になって、自分から発信していくことが大事。もちろん野球が最優先だが、できる限りは続けていきたい」と、今後の展開にも意欲的だ。

 背番号は「大学1年で初めてもらった」という「32番」に決めた。新たな気持ち、新たな立場でNPBへの「挑戦」をスタートさせる。

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