智弁和歌山はセンバツ届かず イチロー氏の教え胸に「夏の結果に結びつけたい」

 「選抜高校野球・選考委員会」(29日、大阪市内)

 近畿大会ベスト8の智弁和歌山は選考漏れし、4年連続15度目のセンバツ出場はならなかった。中谷仁監督(41)は、「高校生の切り替えはすごい。彼らは前しか向いてない。次の甲子園に全力でトライする」と気持ちを切り替えていた。

 和歌山3位で出場した昨秋の近畿大会では、準々決勝で市和歌山に0-2で敗戦。同じく8強の龍谷大平安、神戸国際大付、天理らと出場枠を争ったが、和歌山大会、近畿大会でいずれも市和歌山に敗れた点が影響したとみられる。

 昨年12月には、米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチロー氏(47)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が臨時コーチを務め、3日間の技術指導を受けるなど話題を集めたが、センバツ出場はあと一歩のところで涙を飲んだ。

 中谷監督(41)は、「僕も選手も、イチローさんには、いろんなものに刺激を受けた。このグラウンドに置いてもらったものは大きいと言えるように、夏の結果に結び付けたいと思います」とコメント。悔しさをバネに夏の甲子園大会出場を目指す。

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