市和歌山の小園&松川バッテリーが始動 小園「春夏連覇目指したい」

 センバツ出場を確実にしている市和歌山が5日、和歌山市内の同校グラウンドで始動。今秋ドラフト上位候補の最速152キロ右腕・小園健太投手と、同じくドラフト候補の松川虎生(こう)捕手(ともに2年)が、そろって「日本一」と「高卒プロ入り」を今年の目標に掲げた。

 「こいつなら安心して任せられるというようなピッチャーになって、春夏連覇を達成したい。センバツまでにストレートの質を見つめ直していきたい」と小園が意気込めば、松川も「より一層、日本一という目標が固まってきた。小園とは2人で1つという思いでやっているので、意識を高くもってやっていきたい」とバッテリーでの飛躍を口にした。年明けには、小園と松川、同じチームメートの杉本を含めた3人で地元の神社に初詣。「甲子園が無事に開催されることと日本一になれるように」と祈願したという。

 さらに、改めて高卒でのプロ入りを目指すことを明言。小園は「目指す以上、ドラフト1位というのを目標にしていきたい」と決意を口にした。

 この日の初練習にはロッテ、オリックス、楽天の3球団が視察。オリックスの谷口スカウトは、現時点で高校生トップクラスの小園に関して「上位にいく可能性のある選手だと思う」と評価。上位候補として今後も注目していくとした。

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