イチロー氏「スタートで決まります」智弁和歌山に走塁技術、精神論を細かく伝授

 智弁和歌山の選手に走塁技術の指導をするイチローさん(代表撮影)
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 米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチロー氏=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が4日、2日から甲子園優勝経験のある智弁和歌山で臨時コーチを務めていたことが分かった。当初からの予定通り、同校グラウンドでの3日間の指導最終日となったこの日は、選手に対して一塁走者としての盗塁における技術指導など具体的なアドバイスを送った。

 昼前から始まったこの日の練習では、まず選手と共にポール間をランニング。ウォーミングアップのメニューも共にこなし、選手とも気軽に言葉を交わしたという。その後、一塁ベース付近で走塁の技術指導を開始。スタートの切り方や心構えなど、技術論や精神論を細かく伝えたという。練習の中で選手に向けて発した主な言葉としては以下の通り。

 「(一塁走者でリードを取る時)1回(重心を)下げることで見やすくなる」

 「右足の(曲げる)角度をキープしてスタートを切りたいけど難しい。キープしたままスタートを切る角度がそれぞれある。それを探していく」

 「なるべく動きはシンプルな方がいい。やらないといけないことが増えると野球は難しくなる」

 「盗塁の時に(相手投手が)左の時はいちかばちかリスクを取らないといけない」

 「僕は(捕手からの送球が)1・2秒台だと難しい。1・3秒以上ないと成功しないスピード。(盗塁は)スタートで全部、決まります」

 「僕は50パーセントの確率では盗塁は絶対にしない。まっすぐのタイミングでセーフになるタイミングをはかる。変化球でセーフになる(タイミングをはかるような)ことはしない」

 「ギャンブルのスチールが僕くらい(のスピード)ではできない」

 「はっきり(投手の)クセが出ていればいける。基本的に(クセは)ないものとして。醸し出す雰囲気で感じてほしい。それは隠せないので」

 「緊迫した時は全体を見る。筋肉が緊張するとパフォーマンスが下がる。それは避けたい。打撃でもリリースポイントだけを見ると緊張する。全体を見ようとする」

 などと具体的なアドバイスを送っていた。自身の持つ技術や考えを余すことなく伝え、選手からの質問にも身ぶりを交えて答えるなど、熱のこもった指導となった。

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