近大田中監督が改めて阪神矢野監督にお願い 佐藤の起用「内野を守ってもらいたい」

表彰状を手にガッツポーズを決める近大・佐藤=南港中央公園野球場(撮影・高部洋祐)
延長11回、近大・佐藤は打球に飛びつくも惜しくも安打となる(撮影・飯室逸平)
優勝を決め、ナインから胴上げされる近大・佐藤(撮影・飯室逸平)
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 「関西地区大学選手権・決勝、近大2ー1関西国際大」(8日、南港中央野球場)

 近大は1点を追ったタイブレーク方式の延長十一回に、1死満塁から代打・大杉渉太捕手(2年・東山)の右前へのサヨナラの2点適時打で勝利を収め、2年ぶり4度目の優勝を果たした。近大・田中秀昌監督は「4年生が関西ナンバーワンになれたことはうれしいですね」と喜んだ。その上で、この日が大学最後の試合となった阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(4年・仁川学院)にエールを送ると共に、阪神・矢野監督へのお願いも忘れなかった。

 「矢野監督も言っていただいた『フォーティー・フォーティー』(40本塁打・40盗塁)ぐらい高い目標を持って、彼も言っている『子供たちに夢を与えられる選手』になってほしいなと。何とか矢野監督には、内野で見てやってもらいたいなと。華のある選手なんで、サードでもファーストでも、内野を守ってもらいたいなと」

 この日の佐藤は、バットでは4打数1安打で、三塁ではミスなく軽快な守備を披露していた。阪神では現在、4番を打つ大山が三塁を守っている。まだ守備位置がどうなるかは未定だが、田中監督はこれまで「佐藤は二遊間もできると思っている」と話したこともあり、内野手として勝負する姿を見たいという思いが、送り出す側の「親心」でもある。

 「高校時代に見た時はプロにはいけるなという素材で、そこから試合経験や本人の精進も重なって(1位指名が)4球団が重複するまできたのは本人の努力だと思います。プロのレベルで慣れるのには時間がかかるかと思います。叩かれるかもしれませんし、簡単に打てるほど甘くはないので。早く対応力が付いてほしい。(レギュラー定着は)2年目ぐらいには出てきてほしいです」とプロでの活躍を願っていた。

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