DeNAドラ6位・高田 目標はソフトバンク・和田「質のいいストレートで空振りを」

 DeNAからドラフト6位指名を受けた高田琢登投手(18)=静岡商=が6日、同校で吉田顧問兼球団代表補佐、進藤編成部長、河原スカウティングディレクター、中川スカウトから指名あいさつを受けた。

 最速148キロの左腕は「ドラフトの時はまだ実感がなかったですが、こうしてスカウトの方とお話をして、改めてプロの世界に入るんだと実感しました」と初々しい笑顔をみせた。

 スカウトからはソフトバンク和田のような、キレのある直球で空振りが取れる素材と評価を受けた。吉田顧問は「一番は肩肘の柔らかさ。球の出どころの見えにくさにつながる。あとはテンポがいい。自分に自信があるからテンポよく投げられる」と期待を寄せた。

 高田は和田について「140キロ台の質のいいストレートで空振りが取れるイメージ。そういう投手の方が長くプロ野球で活躍できると思う」とし、プロ18年間で日米通算143勝をマークする左腕のような、息の長い投手を目指すと意気込んだ。

 肩肘の柔らかさに加え、下半身の強さにも自信をみせた。冬練では県内でも有名な急坂がある徳願寺山で徹底した走り込みを行い、土台を作り上げた。「高校時代は球速も意識していましたが、プロでは160キロを投げる人もいる。そこにはかなわないので、空振りを取ることにこだわりたい」と高田。可能性を秘める左腕が横浜の地でたくましく成長していく。

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