巨人・戸郷 あと1人で9勝目逃す… 悪夢の同点被弾、新人王争い厳しい状況に

 「広島2-2巨人」(3日、マツダスタジアム)

 巨人の戸郷翔征投手がプロ初完封まであと1アウトまで迫りながら、痛恨の一発を浴びた。2点リードの九回2死一塁から広島・菊池涼に同点10号2ランを打たれ、勝ち星も消えた。試合はそのまま引き分けで終わった。

 戸郷はそこまで完璧な投球で9勝目に手をかけていた。八回まで127球で5安打3四球無失点。迎えた九回、1死から堂林に右前打を打たれたが、続く坂倉を中飛に抑え、あと1人としていた。そこで迎えた菊池涼への初球。144キロのストレートをたたかれ、打球は呼び込まれるように広島ファンで埋まる右翼スタンドギリギリに着弾した。

 そのまま試合は延長戦に突入。十回に巨人は得点を挙げることができず、戸郷の勝ち星はなくなった。結局、9回7安打2失点。9勝目をつかむことはできなかった。

 これで広島・森下との新人王争いも厳しい状況に追い込まれた。戸郷は18試合に登板し、8勝6敗。森下は同じ18試合登板で10勝3敗で、防御率1・907はタイトルを狙えるリーグ2位。戸郷もプロ初完封でアピールしたかったが、最後の最後で悪夢が待っていた。

 また、2000安打にあと4本としていた巨人・坂本は四回の第2打席で、しぶとく二遊間を抜いて通算1997本目となる安打を放った。

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