「東都大学野球、亜大５－１中大」（３日、神宮球場）

　最速１５６キロ右腕で巨人からドラフト１位指名を受けた亜大・平内龍太投手（４年・神戸国際大付）が７回無失点で今季３勝目を挙げた。「あまりよくはなかった」と状態が上がらない中、緩いカーブを多投。この日最速１４９キロの速球と宝刀・スプリットも織り交ぜ、４者連続を含む７奪三振とＤｅＮＡ２位指名の牧、日本ハム２位指名の五十幡らが並ぶ中大打線を４安打に封じた。

　チームはこれで７勝２敗となり、優勝争いのまっただ中だ。生田勉監督は４日の試合にもエースを救援でつぎ込むことを示唆。平内自身も「最後にいいかたちで試合を締められるように」と大学ラストで有終の美を飾るべく、連投を辞さない姿勢を示した。