大阪桐蔭、3年ぶり近畿王者へ王手 花田が逆転満塁弾
「秋季高校野球近畿大会・準決勝、大阪桐蔭12-5京都国際」(31日、わかさスタジアム)
後半に猛攻を見せた大阪桐蔭が京都国際を逆転で下し、2年連続で決勝進出を決めた。
3点を追う六回。U15日本代表の経験を持つ花田旭外野手(2年)が魅せた。無死満塁から犠飛で1点を返すと、なおも続く1死満塁のチャンスで、6番・花田が「変化球でくると思っていた」と狙い通りのカーブを強振。バックスクリーンへの特大な“高校初満塁弾”で逆転に成功し、「打てなくてチームに迷惑をかけていたのでよかったです」と安どの表情を見せた。
ここまで近畿大会2試合で1安打と不調に陥っていたが、チームメートの打撃を観察して一からフォームを見直すなど、地道な努力を続けてきた花田。決勝も不振から脱却した男の一振りで、3年ぶりの近畿王者へ導いてみせる。