ソフトバンク・周東“日米制覇”13試合連続盗塁 米最長記録も更新

 「西武3-4ソフトバンク」(30日、メットライフドーム)

 「世界の周東」だ!七回1死、ここまで出塁のなかったソフトバンク・周東が左前打を放つと、続く中村晃への3球目だった。猛然とスタートを切り、トップスピードのまま二塁へスライディング。誰が見てもセーフと分かる完璧な二盗を決め、日米で最長記録となる13試合連続盗塁を達成した。「出塁したら走ろうと思っていた。成功して良かった」とうなずいた。

 「残りシーズン、走れるだけ走りたい」。そう誓った24歳が有言実行の“日米制覇”だ。米大リーグの連続試合盗塁記録は69年にキャンパネリス(アスレチックス)がマークした12試合。前日29日には福本豊(阪急)が持っていたプロ野球記録の11試合を塗り替えたばかりだが、またも大記録を打ち立てた。

 「世界」を意識させられたのは29日だった。「森山コーチが『メジャー記録は12試合連続盗塁らしいな』とベンチですごく言われていて」。日本記録の先に“日米制覇”が見えた。試合終盤の七回、最初で最後のチャンスとなりかねない中でも積極性は失わなかった。連夜の偉業達成にも「明日も試合があるので、チャンスがあればチャレンジしていきます」と先を見た。

 チームは4-3で逃げ切り、10月は21勝目。過去に53年9月・巨人、54年8月・中日、02年8月・西武の3チームがマークした月間最多勝のプロ野球記録に並んだ。

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