ヤクルト高卒新人コンビがプロ初スタメン ドラ5長岡&ドラ6武岡ハツラツ全力プレー
「ヤクルト3-4中日」(23日、神宮球場)
ヤクルトのルーキーコンビが、神宮の舞台で全力疾走した。雨粒が光る芝生の上を駆け、二遊間の守備位置へ。ドラフト5位・長岡(八千代松陰)と同6位・武岡(八戸学院光星)の高卒新人コンビが、そろってプロ初スタメンだ。
快音こそ響かせられなかったが、全力プレーだった。プロ初打席を迎えた長岡は初球から積極的にフルスイング。高津監督も「そわそわしていたね」と目尻を下げたが、そこに中途半端なプレーは一つもなかった。
高卒新人のWスタメンは、球団では1951年の箱田弘志と川島孝の例があるが、近年では珍しい。この大抜てきについて高津監督は「1週間くらい前から」と構想を練り続けていたそうで、「1軍の空気を吸って、何かを感じてくれたら」と願った。