ソフトバンク10連勝でM8点灯 千賀9勝目 最短Vは25日

 「日本ハム1-9ソフトバンク」(21日、札幌ドーム)

 3年ぶりの覇権奪回に向け、ソフトバンクの快進撃が止まらない。2011年以来、9年ぶりとなる10連勝。2位・ロッテとのゲーム差を7・5に広げると同時に、頭上に待ち焦がれた優勝マジック「8」が点灯した。

 今の鷹軍団に1点のビハインドはあってないようなものだ。五回1死二塁で周東が同点の適時三塁打。続く中村晃の右犠飛ですぐさま勝ち越しに成功した。

 逆転しても、攻撃の手は緩めない。これも強者に通じる鉄則だ。七回2死一、二塁から、柳田が中前適時打。さらにグラシアルも中越えに2点適時二塁打。目前でのV逸阻止に躍起になった相手投手陣をいとも簡単に打ち崩した。

 七回途中1失点(自責0)で9勝目を挙げた千賀が言う。「まだ終わったわけじゃないので、そこ(優勝マジック点灯)に感情を持ってくる選手はいない。一戦一戦一生懸命やっていくだけです」と改めて気を引き締め直した。

 3年連続日本一に輝きながらも、リーグ優勝を経由した完全優勝は3年前にさかのぼる。3年ぶりの完全優勝へ-。チームは唯一無二の目標に向かって走り続けてきた。残り14試合。ゴールが視界に浮かび上がってきた。最短優勝決定日は25日。連勝街道を突き進み、一気に頂点へ駆け上がる。

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