ヤクルト・五十嵐が引退決断 04年セーブ王、メジャーにも挑戦も今季は1軍昇格なし

 ヤクルトの五十嵐亮太投手(41)が、今季限りで現役を引退することが10日、分かった。プロ通算822試合登板を誇り、メジャーにも挑戦した希代のリリーバーがユニホームを脱ぐことを決断した。

 五十嵐は1997年度ドラフト2位でヤクルトに入団すると、プロ2年目の99年に1軍初登板。以降は150キロ台中盤のストレートを武器に、ブルペンを支えた。04年には37セーブで最優秀救援投手のタイトルを獲得し、09年オフにはFA権を行使してメジャーに挑戦した。

 13年にソフトバンクへ入団すると、不動のセットアッパーとしてチームの勝利に数多く貢献。19年に古巣・ヤクルトに復帰し、場面を問わない献身的な投球で存在感を示していた。今季はイースタンで22試合に登板し、防御率5・40と結果を残せず、一度も1軍昇格がなかった。

 プロ初登板からリリーフ一筋で、歴代7位、現役ではトップの822試合でマウンドに上がってきた右腕。一時代を築いた男が、今季限りで第一線を退く。

 ◆五十嵐 亮太(いがらし・りょうた)1979年5月28日生まれ、41歳。北海道出身。178センチ、95キロ。右投げ右打ち。敬愛学園から97年度ドラフト2位でヤクルト入団。09年まで在籍し、04年には最優秀救援投手。10年から12年までメッツなどMLBでプレー。13年にソフトバンクに加入し、19年からヤクルトに復帰。NPB通算822試合65勝39敗70セーブ、163ホールド、防御率2・93。MLB通算83試合5勝2敗4ホールド、防御率6・41。

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