ロッテ激震 鳥谷ら11人コロナ感染 V争いの中、痛い主力離脱…11人緊急昇格

 ロッテは6日、新たに鳥谷敬内野手(39)ら1軍の7選手を含む11人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。4日に感染が発表された岩下大輝投手(24)らと合わせ球団内で計13人の集団感染となった。この日のオリックス戦(ZOZOマリン)は陽性者、岩下の濃厚接触者4選手を2軍選手11人と入れ替え、開催。逆転優勝を目指すロッテにとっては大きな試練となりそうだ。

 ロッテに激震が走った。岩下の感染を受けて1軍の選手や監督、コーチ、スタッフがPCR検査を行った結果、新たに1軍の7選手の陽性が判明した。

 その中には阪神を昨季限りで退団し、今季からロッテに加入した鳥谷の名前もあった。開幕1軍入りを果たし、代打や守備固めなど“スーパーサブ”として奮闘したレジェンド。チームの精神的支柱としても頼りにされてきたベテランが、痛恨の離脱となった。

 その他ではレギュラーの荻野と藤岡、左右の代打の切り札である角中と清田に加え、菅野、三木の1軍選手、伊志嶺コーチとチームスタッフ3人の感染も判明。また、東妻、小野、山本、和田の4選手が岩下の濃厚接触者と判定された。

 新たに判明した陽性者の感染経路について松本球団本部長は「全然、分かっていない」と話した。球団は遠征先では状況によって外出禁止、会食は4人以内で部外者はNGなどのルールを決め、感染対策を徹底してきた。1日までの札幌遠征で外食した選手は一人もいなかったという。

 感染した7選手は自宅待機しており、無症状だという。陽性と判定された選手から謝罪を受けた井口監督は「『一日でも早く元気になって戻ってきてほしい』と伝えた」と明かした。陽性者の復帰までのめどは早ければ1週間ほどだという。

 陽性者、濃厚接触者の離脱を受け、1、2軍で大幅な入れ替えを余儀なくされた。野手ではドラフト3位・高部(国士舘大)、同5位・福田光(法大)、藤原、西巻、茶谷、宗接、松田、細谷、投手では成田、フローレス、佐々木千が代替選手として昇格した。

 「逆に言えば若い選手のチャンス。彼らも優勝争いの中でいい経験になる。チャンスに変えて戦っていきたい」と指揮官。し烈な優勝争いの中、突如として襲い掛かった試練だが、15年ぶりの悲願達成のためにも一丸で乗り越えるしかない。

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