プロ野球 甲子園はヤジが多い?複数回の声がけ、注意後、状況に応じて退場も
日本野球機構(NPB)は5日、臨時の12球団代表者会議と理事会を開催。NPBの井原事務局長がオンラインで会見した。
新型コロナウイルスの感染防止策として、大声での応援やヤジなどは禁止行為となっている。特に「甲子園でのヤジの多さ」について問われた井原事務局長は、違反する観客への対応として「試合観戦約款に基づいて、大声の禁止、マスクの着用については声がけをして注意。複数回に注意をしても同様の行動を継続した場合は、試合観戦約款によって退場いただくこともあると説明して、状況に応じて係員が対応することになっている」と説明した。
同日午前、NPBとJリーグが開催した「新型コロナウイルス対策連絡会議」でも、大声での応援やブーイングをする観客への対応策が上がった。
観客の入場数上限緩和で、今後はこうしたケースはより増えていく可能性もある。NPBの斉藤コミッショナーは「本当のファンは慎重に、ただ野球を楽しみたいということで会場に来ている」とする一方で、大声を出すなどの観客に対しては「退場をお願いするケースもある。全体的に非常に緊張した中で運営しているということを報告したい」と強調していた。