「秋季高校野球広島大会・準決勝、広島新庄８－１西条農」（３日、みよし運動公園野球場）

　広島新庄が西条農を下し、２年連続の決勝進出を決めた。

　０－０で迎えた五回。２本の適時打で２点を先制すると六回にも４安打を集めて３点を追加した。

　先発した花田侑樹投手（２年）が３試合連続コールド勝ちと勢いに乗っていた西条農打線を５安打に抑え、９回１失点で完投した。花田は「真っすぐがいいコースに決まった。丁寧に投げられたので良かった」と笑みを浮かべた。宇多村聡監督は「予想以上の投球をしてくれた。よく投げてくれた」とたたえた。

　決勝進出により、上位３校に与えられる中国大会進出も決まった。あすの盈進との決勝に向けて「普段やっていることを発揮して次ににつなげていきたい」と指揮官。昨秋の覇者が連覇を目指す。