兵庫・長田高校が創立100周年で70年ぶり近畿大会 1年生右腕・松田13回174球熱投

 「高校野球秋季兵庫大会・3位決定戦、長田2ー1村野工」(3日、明石トーカロ球場)

 偏差値70を超える県内屈指の公立進学校の長田が、タイブレーク方式の延長十三回に1点を勝ち越して勝利。創立100周年を迎える節目で、70年ぶりとなる近畿大会出場を決めた。長田・永井伸哉監督は「よく、重い扉をこじ開けてくれたと思いますね、選手が」と選手をたたえた。

 先発の松田宰投手(1年)が、延長十三回を174球の熱投で1人で投げきり、6安打1失点の完投で貢献。ピンチを迎えても最少失点でしのいだピッチングで「近畿大会に行くのがこのチームになってからの目標だったので」と笑顔で振り返った。

 昨年の秋はこの3位決定戦で敗れ、近畿大会出場を逃していた。本来は内野手ながら正捕手の負傷のため今大会は捕手でプレーした大西健太郎主将(2年)は、2安打に加えて1年生右腕の松田をリードで引っ張った。

 大西は「100周年の時に70年ぶりの近畿大会を決められてうれしい。去年、先輩がベスト4で負けた時に、悔しいというのを言われていたので、先輩たちの分まで勝って超えたいのがありました」と喜び、近畿大会に向けて「接戦に持ち込むのが自分たちの野球なので、恥のないようにやりたい」と意気込んでいた。

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