サカマル競演打!原巨人マジック21 “初回先制神話”10連勝
「広島3-5巨人」(1日、マツダスタジアム)
“サカマル”が序盤に来日初先発のスコットを攻略し、広島を最下位に突き落とした。初回に先制した試合は15勝2敗で10連勝。中秋の名月が美しい光を放つ中、先手必勝で10月初戦を勝ち取った。
突破口を開いたのは丸のバット。初回2死一、二塁の好機で「初対戦ですけど何が来るんだろうと探らないように。積極的にいこうと思っていた」と、助っ人右腕の初球スライダーを振り抜き、先制の左前適時打を放った。
二回の守備では浅い中堅前への飛球をダイビングキャッチ。相手に流れを渡さず、坂本が直後の三回に「つなぐ意識でスイングしました」と右中間フェンス直撃の適時二塁打。通算2000安打まで残り「32」とする一打が勝利を引き寄せた。
リーグ連覇へのマジックは一つ減って「21」。2日からの2位・阪神との4連戦(甲子園)で白星を積み上げれば、Vへの歩みは一気に加速する。原監督は「頑張ります」と力を込め、前を向いた。