巨人・原監督「ぜひしてあげなよ」楽天からの打診に後押し 活発トレードの背景

 巨人は29日、田中貴也捕手の楽天への金銭トレードが合意したと発表した。楽天も同日発表し、背番号「55」となった。

 両球団間のトレードはウィーラーと池田駿、高梨と高田に続いて今季3件目。シーズン中では異例の多さといえる。今回は捕手強化が急務となった楽天から打診し、原監督がフロントに「それはもう素晴らしいね。貴也も大チャンスだね。ぜひしてあげなよ」と、後押ししたことで実現した。

 田中は2軍で盗塁阻止率5割を超える強肩だが、巨人では大城、小林、炭谷、岸田らに押されてファームでの生活が長かった。

 巨人はロッテに沢村を送り出し、楽天は広島からジョンソンを獲得するなど、ともに1件ずつトレードしており、計4件目。活発トレードの背景には選手を思う親心もあり、原監督は「ジャイアンツで1、2を争う努力家。使いたい戦力ではあったけど貴也には大チャンスですよ。やっぱり限られた年数の中での個人事業主というね。夢追い人であるということだよね」と新天地での活躍を願った。

 楽天・石井GMも以前から、「トレードが悪いと思っていないので。互いにウインウインになればいいんじゃないかなと思う」という考え。捕手の太田が26日の西武戦で左肩を痛めて離脱したことから、田中貴も貴重な戦力となりそうだ。

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