巨人・原監督、楽天移籍の田中貴に「使いたい戦力ではあるけど、貴也には大チャンス」

 巨人・田中貴也捕手の楽天への金銭トレードが合意に達し29日、両球団から発表された。背番号は「55」に決まった。

 巨人・原監督はこの日、都内から広島へ到着後「望まれていくわけだから、大チャンスだよ。使いたい戦力ではあるけど、貴也には大チャンスですよ」とエールを送って送り出した。

 巨人は今季4件目のトレード。楽天とはウィーラーと池田駿、高梨と高田の交換トレードに続き、2球団間では異例の3件目となった。楽天は太田が26日・西武戦(メットライフ)で左肩を痛め、「左肩関節唇損傷」と診断されて離脱するなど、捕手強化が課題となっていた。

 田中は八重山商高、山梨学院大を経て、14年の育成ドラフト3位で巨人に入団。17年7月に支配下登録された。1軍通算成績は18年の2試合出場のみ。今季は1軍出場はなく、2軍で40試合に出場し、打率・234、4本塁打、12打点の成績を残していた。

 この日、イースタン・楽天戦(ジャイアンツ球場)に向けての全体練習前にナインにあいさつ。午後からは室内練習場でマシン打撃を行って、球場を後にした。

 巨人を通じて「ジャイアンツの関係者の皆さま、6年間、本当にお世話になりました。東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍することになりましたが、ジャイアンツで培ったことをいかしてチーム一丸、スクラムの中心にいられるよう頑張ります。引き続きご声援をお願いいたします」などとコメントした。

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