来秋ドラフト候補の千葉学芸・有薗は6打数1安打1打点「春に優勝できるように」
「秋季高校野球千葉大会・準々決勝、専大松戸7-6千葉学芸」(27日、千葉県野球場)
延長十六回タイブレークまで持ち込んだ千葉学芸だったが、あと一歩及ばなかった。来秋ドラフト候補で高校通算38本塁打の有薗直輝外野手(2年)は「4番・右翼」で出場し、6打数1安打1打点。接戦を逃し「最後、自分たちの野球ができなかった」と肩を落とした。
4-4で迎えた十四回には「決めてやると思った」と2死三塁から一時勝ち越しとなる左前適時打を放つ。それでも「悔しい」とサヨナラ負けに唇をかんだ。
この日は右翼でのフル出場だったが、投手、内野手もこなす。打撃では「1年の時から2センチ伸びた」という184センチの身長に、体重94キロと恵まれた体格から生み出されるパワーを武器に1年の春から4番に座る。
悔しさが残る試合となったが「接戦に勝てる強さがまだない」と課題は見つかった。有薗は「この冬しっかり鍛えて春に優勝できるようにしたい」と雪辱を誓った。