巨人・丸 “値万金”弾!今季初の2打席連発 チーム連敗3でストップ

 「DeNA0-5巨人」(20日、横浜スタジアム)

 巨人は丸のバットが自軍に漂う停滞ムードを振り払った。今季初の2打席連発で快勝への道筋をつくり、連敗は3でストップ。原監督も「効果的どころじゃない。“値万金”くらいだな」と大絶賛だ。

 1点リードの四回無死一塁。1ストライクから大貫の変化球をフルスイングで捉え、右中間席に運んだ。6試合ぶりの16号2ランで貴重な追加点をたたき出し、六回には再び大貫から右中間席に突き刺す17号ソロ。「いい手応えだったと思います」と自画自賛の一撃だった。

 大敗した17日・阪神戦(東京ドーム)から3連敗と重苦しい雰囲気の中で迎えた一戦。3試合でわずか1得点と元気のない打線が惨敗続きの一因だったが、チームで唯一開幕から全試合出場を継続する丸の大活躍に触発され、息を吹き返した。

 「嫌な流れの試合が何試合か続いていたので、しっかりと歯止めを利かせることができて良かったと思います」。岡本が軽い腰痛で欠場した16、17日の阪神戦では、球団第90代4番も務めた背番号8。頼れる男が原巨人の屋台骨を支えている。

 2位・阪神が中日に敗れたため、リーグ連覇へのマジックは二つ減って「32」。歓喜の“丸ポーズ”が独走Vの道を明るく照らす。

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