楽天ドラ6滝中、初登板で鷹封じ1失点「緊張感は、すごく感じた」

 「ソフトバンク1-3楽天」(19日、ペイペイドーム)

 新人右腕の奮闘が勝利を呼び込んだ。楽天のドラフト6位・滝中(ホンダ鈴鹿)がプロ初登板初先発。「緊張感は、すごく感じた」というマウンドながら、5回1/3を1失点という堂々の投球を展開した。

 試合前、三木監督から「初登板は最初で最後。楽しめよ」と声を掛けられた滝中。初回、二回を三者凡退に抑える立ち上がりを見せると、1点の援護点をもらった直後の三回2死二塁の危機でも周東を左飛に仕留めた。

 緊張を楽しみに「うまく変換できた」とし、「四球だと何も起きない。(ゾーンで)勝負、勝負で行こうと思った」とストライク先行の積極的な姿勢が好投を呼び込んだ形だ。

 1点リードの六回1死三塁で降板。2番手・酒居が柳田に同点打を許して初勝利を逃し「あそこ(六回)を乗り切れなかったのは課題」と悔しさをにじませる。それでも、直後に勝ち越して勝利した三木監督は「初登板にしては立派な姿だった。チームにパワーをくれた」と称賛。若い力が、窮地のチームを救った。

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