巨人 今季初の2戦連続零封負け…坂本と岡本スタメン復帰も散発3安打
「DeNA6-0巨人」(18日、横浜スタジアム)
巨人は、港町に吹き荒れる強風に翻弄(ほんろう)され、無抵抗のまま試合終了を迎えた。今季初の2試合連続で零敗を喫した。原監督は険しい表情でグラウンドを後にし、敗因を分析した。
「そうね。五回までに6点か。ちょっと重いね。ゲームをつくるという点においてはね」
初回を三者凡退に抑えた戸郷が二回に急変。1死二、三塁のピンチを背負うと、倉本に先制の右前2点適時打を浴びた。三回にはオースティンに3ランを許し、五回にも梶谷に一発を献上。いずれも強風に乗らなければ、という打球だったが右腕は「悔しいです」と言い訳しなかった。
前日17日の阪神戦で西勇の前に散発4安打に沈んだ巨人打線は、この日も散発3安打とつながらず。坂本と岡本が3試合ぶりにスタメン復帰したが、負の連鎖を止められなかった。指揮官は「打線もそうだよね」と反発力のない攻撃陣にも注文をつけた。
0-11の大敗から一夜明けて計6人の1、2軍入れ替えを敢行して臨んだ一戦だったが、9月初の連敗。原監督は自己ワースト6失点KOの戸郷に「新人王というのがある。越えなきゃいけない」と奮起を促した。故障で戦列を離れていた小林とパーラが復帰したことはプラス要素。依然として首位を独走する原巨人だが、次戦から仕切り直す。