ドラフト上位候補ズラリ!東京六大学野球19日開幕 早大・早川と明大・入江が火花

 東京六大学野球の秋季リーグ戦が19日から神宮球場で開幕する。決戦を2日後に控えた17日、6校の監督と主力選手がオンラインで記者会見を行った。全国屈指の名門リーグには今秋ドラフト候補がズラリ。開幕カードでの投げ合いが予想される最速155キロ左腕の早大・早川隆久投手(4年・木更津総合)と最速153キロ右腕の明大・入江大生投手(4年・作新学院)の両エースは、早くも火花を散らした。

 大学ラストシーズンの幕開けは、好敵手との投げ合いが待ち受ける可能性が大きい。今秋リーグ戦に向け、早大・早川と明大・入江は互いの存在について「絶対負けたくない」と口をそろえた。両軍は開幕週の19日にいきなり激突。これまでのリーグ戦で、ともに先発での対決はなし。実現すれば初の“ガチンコ勝負”だ。

 高校時代からの因縁が宿敵への思いを高ぶらせる。二人は16年夏の甲子園・準々決勝で対戦。当時は早川が木更津総合のエースとして、今井達也(現西武)に背番号「1」を譲った入江は作新学院の主軸として相まみえた。

 初回2死から打席に入江を迎えると、早川は内角直球を捉えられて左中間スタンドに先制弾を浴びた。入江にとっては、大会タイ記録となる3試合連続本塁打。「やっぱり甲子園でも自分は負けている立場」と、左腕のリベンジに燃える気持ちは強い。

 大学進学後、入江が投手に再挑戦したことで、雪辱はマウンドでの投げ合いへと変わった。4年の時を経て、ともにチームのエースに成長。「自分の投げる試合は全部勝ちたい」と早川が意気込めば、入江も「初戦を勝つということはとてもチームも勢いづく」と力を込めた。

 早川は8月に行われた春季リーグ戦で最速155キロを計測し、今秋ドラフトの目玉へと一気に評価を高めた。入江は救援中心の登板でアピール不足ながら、潜在能力の高さはプロも認めるところだ。そろってドラフト上位候補として、今秋のパフォーマンスへの注目度は高い。

 早川、入江のほかにも各校にNPBスカウトから熱視線を浴びる逸材がめじろ押しだ。慶大のエース・木沢尚文投手(4年・慶応)は最速155キロ右腕として1位候補に挙がる。法大・高田孝一投手(4年・平塚学園)も成長が著しい。ハイレベルな投手戦が秋の神宮を熱くさせる。

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