オリックス・張奕「吠えます」投手3冠のプレミア12の再現狙う
オリックス・張奕投手が13日・ロッテ戦で、昨年11月12日のプレミア12・韓国戦以来となるZOZOマリンスタジアムで先発。台湾代表で参加し、投手3冠に輝いた投球の再現を目指す。
プレミア12では七回途中まで無失点の好投で大会2勝目を挙げた。最優秀先発投手、最優秀防御率、最高勝率投手の投手3冠に輝いた。
「去年のシーズン中はダメだったですけど、プレミアのときはすごく良かった。(違い?)気迫じゃないですかね。(世界大会は)敵が死ぬかオレが死ぬか、ですから。今季、ぼくは吠えてると思うんですが、この前、マーティンをアウトにしたときに吠えたら、周りから“吠えない方がいいよ”と言われたけど、吠えます。命がけでやってますから。相手に吠えてるわけじゃなくて、自分の投球に吠えてるわけですし。吠えるときは、味方ベンチに向かって吠えます」
国を代表して戦う緊張感が、シーズン中にはなかったマウンド上で感情をむき出しにする熱投へと変化した。今季は闘志を前面に出した投球で打者に向かっている。
「あとは、プレミアのときは風を頭に入れていたので、良かったと思う。風でボールがどう動くかを計算して、ここではツーシームはまだ投げてないので、投げながら修正して、ハマれば」
ZOZOマリンスタジアム特有の強い風を味方にして投球につなげる考えだ。
要警戒はマーティン。昨年9月11日の対戦では2ランを浴び、今季も8月29日に2ランを浴びた天敵。
「警戒するのはもちろんですが、ランナーを出さないようにしたい。前回打たれたのは完全に失投でしたし、違う配球で組み立てていきます。ここまでロッテの試合をよく見てきた。日本ハムとか、バッテリーの組み立てを見て、これなら行けるんじゃないか、というのもある。失投がなければ(マーティンは)抑えると思います」
日本ハムの配球を参考に天敵を封じ、プレミア12の再現を目指す。