ロッテ・中村稔が七回終了まで無安打快投で2勝目 沢村“火消し”で1安打完封リレー

8回、背番号「57」のユニホームを身にまとい登板したロッテ・沢村(中央)=ZOZOマリン(撮影・開出牧)
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 「ロッテ2-0オリックス」(11日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの先発、2年目の中村稔が七回終了までノーヒットの快投で2勝目を挙げた。八回の先頭打者に安打を許し、球場に落胆ムードが漂いかけた場面では沢村が2番手で登場。3人で抑え、益田につなぐ1安打完封リレーに貢献した。

 大記録を期待する熱気が冷めた球場に、沢村が熱気を再注入した。背番号57をつけての初登板は2点差、無死二塁からという難しい状況だった。

 3者連続三振という圧巻のロッテデビューを果たしてから3日。この日も闘志をむき出しに腕を振った。代打の西野に対し、3ボールとしてからフルカウントまで戻し、空振り三振で前回登板から通じて4連続三振。続く伏見は遊ゴロに打ち取り、西村も左飛に打ち取った。

 オリックスの先発・山岡も五回まで無安打投球という投手戦だったが、六回にロッテ打線が攻略。中村奨が先制打、角中も適時打で続き貴重な2点を奪った。九回は益田が抑えで逃げ切りに成功。中村稔が2勝目(3敗)、益田は23セーブ目で、首位・ソフトバンクに食らいついている。

 オリックスは好投の山岡を援護できなかった。山岡は5試合目の登板だったが今季初勝利はならず、3敗目。

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