トレードの沢村、ジャイアンツ球場であいさつ「後ろ向きなことは一切ない」
衝撃的なトレード発表から一夜明け、巨人の沢村拓一投手が8日、川崎市のジャイアンツ球場で2軍メンバーらにあいさつを行い、移籍への思いを語った。
沢村は8時20分頃にグラウンドに姿を見せると、すでに練習を始めていた畠と談笑。その後、全体練習開始前の2軍メンバーらにあいさつし、拍手で激励を受けた。
右腕はロッテ移籍について「後ろ向きなことは一切ないです。楽しみでしかないですし」ときっぱり。「井口監督からも『優勝する戦力に』って言葉もいただきましたし、求められていくと思ってるので、与えられたポジションで求められたところでしっかり結果を残せるようにがんばっていきたいです」と力強く語った。
約9年半在籍した巨人には感謝の思いも述べた。特に思い入れがあるのは原監督と阿部2軍監督。「野球人としても一社会人としても、1人の男としてもずっと魅了されて9年半やってきたんで、その気持ちは変わらないですけど、送り出していただいたからにはしっかり今後がんばっていきたいなと思います」と決意した。
すでに大学時代の先輩で寮の部屋が一緒だったという美馬や福田秀などと連絡を取っているという沢村。「たくさん愛情を注いでもらった」という巨人を離れ、新天地での飛躍を誓った。