NPB「田沢ルール」撤廃 今秋ドラフト会議で田沢も対象選手に

 日本野球機構(NPB)と12球団は7日、実行委員会を開き、通称「田沢ルール」の撤廃を決めた。今後、同様のルールを作らないことも確認され、NPBの井原事務局長は、本来は来年のドラフト会議まで指名不可能だった田沢も「(今年)10月26日のドラフト会議でも、選択可能な対象選手となる」と説明した。

 「田沢ルール」とは、田沢純一投手(現BC埼玉)がNPBを経ずに米大リーグ・レッドソックスと契約した2008年に、12球団での申し合わせで成立。「渡米するアマ選手がドラフト指名を拒否、もしくはNPB入り拒否の意思を示した上で海外球団と契約した際は、帰国後に高卒なら3年間、大卒と社会人選手なら2年間はNPB球団と契約できない」とされていた。

 撤廃の理由として、NPBの報酬や待遇、練習環境が米マイナーを上回るという認識がアマ側に定着してきたことなどを挙げた同事務局長。12球団の間では12年頃から見直しを求める声が上がり、今年3月に田沢がレッズとのマイナー契約を解除された頃から見直しを始めていたという。選手会からも8月に撤廃の要望を受けていた。

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