ヤクルト サヨナラ負けで自力Vの可能性消滅 配置転換イノーア痛恨被弾

9回、イノーアはサンズにサヨナラソロを許す(撮影・山口登)
7回、凡退し、悔しそうにベンチに戻る青木
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 「阪神2-1ヤクルト」(1日、甲子園球場)

 ヤクルトが今季2度目のサヨナラ負けで、自力優勝の可能性が消滅。中継ぎに配置転換されたイノーアが誤算だった。

 同点で迎えた九回だ。阪神の中軸・サンズから始まる打順の中で、高津監督は迷うことなくイノーアを選択した。この日昇格したばかりの助っ人は、中継ぎに配置転換された1試合目の登板。サンズへの6球目だった。甘めに入った136キロのスライダーを強振されると、打った瞬間の当たりが左中間フェンスを悠々と越えた。

 試合後の高津監督は「中継ぎも登板が多くて、負担がかかっていた。球に力がある選手を」とイノーアを配置転換した理由を説明。「0で抑えてくれると思って」と期待を寄せて送り出したが、試合は一振りで決着がついた。

 巨人もサヨナラ勝利したために、ヤクルトの自力優勝の可能性が消滅。中日に次いで、2球団目となった。

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