西武・ノリン 来日初登板初勝利!多様なフォームで相手を幻惑
「楽天3-6西武」(29日、楽天生命パーク宮城)
西武・増田から勝利球を受け取ると、ノリンはにこりと笑った。「ようやくこの舞台に立つことができた。初勝利を挙げることができてうれしい」。6回5安打3失点。来日初登板初先発でいきなり勝ち名乗りを上げた。
身長193センチの長身左腕が多様な戦法でなぎ倒した。通常のオーバースローにサイドスローを織り交ぜる。クイック、トルネード気味、2段モーションなどフォームも自在だ。三木監督を球審に反則投球ではないかと確認させるほどに幻惑した。
期待されながら左肩のコンディション不良で出遅れていた。辻監督は「開幕から計算していた。やっと上で投げて、体に問題なければローテーションでいってくれることを願っている」と浮上への救世主的な役割を託す。