ロッテ・小島 連敗止めた!7回5安打0封、自身初の2桁11K
「楽天0-2ロッテ」(26日、楽天生命パーク宮城)
勝利の瞬間、頬を緩めて余韻に浸った。2年目左腕のロッテ・小島が7回を5安打無失点で4勝目。開幕8連勝中だった涌井と今季3度目の投げ合いで初勝利し、「最初から120%の力でいけたのが良かった」と声を弾ませた。
立ち上がりは走者を出しても粘った。そして尻上がりに調子を上げた。直球が走り制球も抜群。今季最長の7回を投げ、自身初の2桁11三振を奪う力投で涌井の開幕からの連勝を止めた。井口監督は「小島さまさま」と目を細めて絶賛した。
過去2度の涌井との投げ合いではいずれも敗れていた。難敵に勝つため、試合前練習では早めにグラウンドで体を動かし、暑さに体を慣れさせた。調整法だけでなく、投球フォームも軸足を意識し、下半身主導に修正。結果へとつなげた。
プロ1年目の昨季、同僚だった涌井から多くのことを学んだ。走り込みなど、圧倒的な練習量を目の当たりにし「これだけやるから勝てる」と実感した。若武者が偉大な投手の背中を追い、さらなる進化を遂げる。





