ロッテ劇勝で「鳥谷さん」トレンド入り 頭脳的ヘッスラ「勝利につながってよかった」

10回ロッテ2死一、二塁、暴投で二塁からヘッドスライディングでサヨナラのホームにタッチをする代走・鳥谷敬(左)。右はソフトバンク・椎野新=ZOZOマリン(撮影・開出牧)
10回、サヨナラのホームにヘッドスライディングしナインから手洗い祝福を受けるロッテ・鳥谷敬(右中央)=ZOZOマリン(撮影・開出牧)
10回、サヨナラのホームにヘッドスライディングをした代走・鳥谷敬(中央)を手洗い祝福で迎えるロッテナイン=ZOZOマリン(撮影・開出牧)
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 「ロッテ5-4ソフトバンク」(20日、ZOZOマリンスタジアム)

 延長十回に安田の代走で出た鳥谷が頭脳的なヘッドスライディングでサヨナラ勝利をもぎ取った。ツイッターでは午後10時35分の時点で「鳥谷さん」がトレンド入りし、代走起用に懐疑的な意見を投稿していた人からの謝罪も見受けられた。

 鳥谷が起用されたのはマーティンの14号2ランで同点に追いついた後、安田が左前打で出塁した場面だった。このタイミングでは、鳥谷の起用に懐疑的な投稿も見受けられたが、その後、評価が一変する。

 2死一、二塁となって鳥谷は二塁へ進んだ。代打・佐藤の場面で四球となったボールが大きくそれる暴投に。ここで鳥谷が三塁をまわり本塁へ突入する激走を見せる。微妙なタイミングでボールがベースカバーに戻る。

 すると、鳥谷は走るコースを内側に切り替え、自分にタッチできる部分を手の先だけの最小限にして頭から飛び込んだ。タッチをかいくぐって判定はセーフ。単純に走るスピードだけではない走塁術が光ったプレーだった。

 今季ここまでの試合出場は23試合で打席数は18。安打は2つだけだ。しかし、そうした数字だけでは表し切れない存在感を見せている。試合後は「ベストを尽くした結果が、勝利につながってよかったです」とコメント。井口監督は「鳥谷が最後にいい走塁をしてくれた。タイミング的にはアウトだった。しっかりピッチャーの位置を見て、ヘッドスライディングしてくれた。あれは大きかったです」とたたえていた。

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