ヤクルト・山中が701日ぶり白星「久しぶりすぎて実感がわかない」
「DeNA4-7ヤクルト」(16日、横浜スタジアム)
ヤクルト・山中浩史投手が5回5安打2失点と力投し、18年9月15日の阪神戦以来となる701日ぶりの勝利投手となった。
DeNA先発はこの試合まで8試合全試合でクオリティースタートだった平良。今季ヤクルトは2試合対戦しており、14イニング無得点と苦戦が予想されたが、打線が奮起する。
初回に村上の適時二塁打で先制。同点とされたが三回に青木の勝ち越し7号ソロが飛び出す。四回には山田哲、青木、村上に適時打が続き一挙4得点。難敵・平良を攻略した。
山中は初回に押し出しの四球を与えるなど不安を感じさせたが、粘りを見せて5回を投げ抜く。勝利投手権利を持って救援陣にマウンドを託した。3番手・中沢、4番手・清水がそれぞれ1点を失ったが、最後は石山が締めてゲームセット。前夜、小川のノーヒットノーランで勢いづいたチームは連勝で、カード勝ち越しを決めた。
701日ぶりの勝利に山中は「久しぶりすぎて実感がわかないです」と正直に答えた。チームメートの祝福には「すごくうれしかった。とにかく長打を防ごうと粘って、粘って持ち味を出せたかと思います」と振り返った。