谷佳知氏のおいっ子 尽誠学園・福島が満塁弾!公式戦1号 オールコールドで決勝進出

 「高校野球香川大会・準決勝、尽誠学園15-0丸亀城西」(11日、レクザムスタジアム)

 香川大会の準決勝が行われ、尽誠学園が五回コールドで丸亀城西を下し、決勝へ進出した。元オリックス、巨人でデイリースポーツ評論家・谷佳知氏のおいっ子、福島武颯士外野手(3年)が満塁弾を放つなど打線が威力を発揮。13日の高松商との決勝、そして17日の甲子園交流試合・智弁和歌山戦へ大きな弾みをつけた。

 公式戦初本塁打が人生初の満塁弾となった。福島は「初めてのことで、本当に打ったのかまだ分かりません」と試合後はぼう然とした表情で語った。

 三回2死満塁、点差は8点。大量リードの中でも集中力は切らさなかった。丸亀城西のエース左腕・雨嶋大和投手(3年)の内角直球を思い切り振り抜き、左中間席へ放り込んだ。4日に行われた明徳義塾との練習試合では、同じ満塁機に「自分の形で打てなくて」凡退した。その悔しさを仲間との練習で乗り越えた。

 準決勝前日の全体練習終了後、今大会ベンチ外の3年生に手伝ってもらい、ティー打撃や左投手対策を行い、その時に「つかんだ」感覚があったという。「『頼むぞ』と言われていたので、その思いも背負って打ちました」と、練習が実を結んだ一発に胸を張った。

 これで初戦から4戦すべてでコールド勝ち。圧倒的な攻撃力で決勝へ進出した。センバツが中止になり、夏の甲子園大会もなくなり、チームは「圧倒して香川県を制する」ことを目標に掲げてきた。13日の決勝・高松商戦に勝ち、その言葉を証明する。そして、高校野球を締めくくる交流試合の智弁和歌山戦。全力で強豪に立ち向かい、勝利をつかむ。

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