巨人・坂本 今季初1番も 不振打線組み替えへ、サカマル分離検討
巨人の原辰徳監督(62)が11日、ジャイアンツ球場で行われた1軍練習を視察し、57年以来63年ぶりの5試合連続5安打以下と低調な打線のテコ入れ策として、12日のヤクルト戦で坂本勇人内野手(31)を今季初の1番に据えるプランを明かした。
首位をキープしているが、引き分けを含む3連敗中で、指揮官は打線を組み替える決断をした。「(坂本、丸の)両主砲の2人を離すかもしれませんね」と「サカマル」コンビの分離を検討。坂本1番について「可能性はあるでしょう」とした。
打線の陰りは1番の不調が大きいとジャッジ。最近4試合の1番の成績は7日の中日戦で北村が2安打したが、その他の3試合では無安打。スタメン1番打率・143と苦しむ。主に2番か3番を務める坂本と丸だが「1番バッターがダメだから、それによって2番、3番も余計に(不調を)露呈しちゃう」と原監督は言う。目下坂本は18打席、丸も23打席連続無安打とブレーキだが、1番の出塁率の悪さが2人をさらに悪くしていると見ている。
今季14試合に1番で出場し、1番打率・321の亀井は両足の状態が本調子でないため代打待機。開幕から不調が続く中でも、坂本はチームトップの25四球と選球眼がいいだけに指揮官は高い出塁を期待している。