東海大菅生 逆転サヨナラ!東京大会史上初の東西決戦制した!

 「高校野球東京大会・東西決戦、東海大菅生3-2帝京」(10日、ダイワハウススタジアム八王子)

 史上初の東西決戦。東京代表が1校だった1973年以来47年ぶりに、夏の東京王者に輝いたのは東海大菅生だ。西東京大会から合わせて3度目のサヨナラ勝ちでつかんだ栄冠。若林弘泰監督(54)は「ここ一番で力を出してくれる。成長した」と選手を褒めたたえた。

 0-2の九回。安打と四球で無死一、二塁のチャンスを作ると、3番・森下晴貴外野手(3年)が左中間へ適時三塁打を放ち、同点に。帝京が2者連続の申告敬遠で満塁策をとったが、6番・臼井直生捕手(3年)は冷静だった。中前に落ちるサヨナラ打。劇的な逆転劇だった。

 八回まで帝京先発・田代涼太投手(3年)の前に1安打。それでも「(ベンチでは)だめだなという雰囲気は一切なかった」と森下。普段から若林監督に「ヒーロー思考と言われる」といい、「弱い気持ちになるのではなく、自分が決めるんだという気持ちで打席に入った」と起死回生の同点打を振り返った。

 西東京大会3回戦で東大和に11-0の六回コールド勝ちしたが、若林監督は打撃内容に不満を抱き「いい加減にしろ。悔しかったら優勝してみろ」と選手にげきを飛ばしたという。その言葉通りの結果を出した選手たち。「(寮に)帰ったら謝らないといけない」とうれしそうに笑った。

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