ソフトバンク・サファテ引退へ 右股関節の再手術決定で決断か 

 通算234セーブを誇るソフトバンクのデニス・サファテ投手(39)が、現役引退の意向を固めていることが分かった。手術歴のある右股関節の検査のため7日に渡米していたが、8日までに再手術が決まり、自身のフェイスブック(FB)には「再手術が必要だと分かった。ショックだった」と投稿。さらに「将来きっと家族を連れて、どこかで日本に戻ります。その時は旅行者として」などと、引退を示唆する内容がつづられた。

 FBの投稿を受け、球団の三笠GMは8日の楽天戦前に取材に応じた。本人とも連絡を取り「引退だと言ったつもりはなくて、そうなるかもしれないので皆さんに状況と感謝の意を伝えたかったという趣旨だったと聞いている」と説明。それでも「手術の結果次第では復帰が難しい可能性があるとは球団も認識している」と続けた。

 本人も以前から手術に踏み切った場合は引退する意向を示していた。筑後の2軍施設でリハビリ中だった帰国前には「ベースボール、フィニッシュ。モウ、ムリ」と吐露。さらに「引退することを伝えたらジェイダ(夫人)は悲しんでいた」とも明かしていた。15年から3年連続で最多セーブのタイトルを手にし、17年にはシーズン54セーブのプロ野球記録を打ち立てた。キング・オブ・クローザーが、そのユニホームを脱ぐ。

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