帝京五敗れる 片山維はボークから失点「自分の力不足」 プロ志望で合同練習挑戦へ
「高校野球愛媛大会・準決勝、松山聖陵10-1帝京五」(8日、坊っちゃんスタジアム)
NPB6球団が視察に訪れる中、先発した帝京五・片山維投手(ゆい、3年)だが、5回2/3を5失点と結果を出すことはできなかった。
初回に長打で1点を先制された後、2死二、三塁で「いつも通りやったんですが…」と、ボークをとられ失点。これでリズムを崩したか、直球の最速は143キロを記録したが、計7四死球と最後まで制球が安定せず。視察した阪神の山本スカウトは「ストレート中心で組み立てる印象でボールに力はある」と話した。
試合後は「中1日でできるだけ疲れを抜いたつもりでしたが…。自分の力不足。抑えていたら勝てたのに」と、悔しさを隠さなかった。
すでにプロ志望届を提出済みで、8月のプロ志望高校生合同練習会にも参加する方針。「自分の可能性にチャレンジしたい。成果を発揮できれば」と、次の夢のためにアピールすることを誓った。