明石商 3年生39人全員出場!中森押し出しサヨナラ負け 交流戦で雪辱だ!

 「高校野球兵庫大会・5回戦、神戸第一5-4明石商」(7日、明石トーカロ球場)

 高校野球の今夏の甲子園大会、地方大会の中止を受けて都道府県高野連が独自に開催する代替大会が7日、各地で行われた。兵庫県はベスト8を決める最終戦が行われ、甲子園交流試合への出場が決まっている明石商が延長11回タイブレークの末、サヨナラ負けを喫した。また2回戦から登場の報徳学園が市尼崎を9ー1で下し、4戦すべてでコールド勝ちという圧勝で締めた。

 3年生全員で駆け抜けた夏が終わった。全員で目指した「全勝」にはあと一歩届かなかったが、それでも、狭間善徳監督(56)は「負けたけどいい大会やったよ。3年生39人全員出られたし、意味のある大会になった」と懸命にプレーした選手たちをたたえ、代替大会の開催に感謝した。

 今秋ドラフト上位候補の中森俊介投手と来田涼斗外野手(ともに3年)は、今大会初のベンチスタートとなった。まずは、六回に来田が代打で出場し、右前打でチャンスを広げた。だが、延長十回1死一、二塁の好機では、右飛に倒れ「勝ちきれなかったのが僕らの弱さ」と悔やんだ。

 中森は、3-3で迎えた延長十回からマウンドへ。「いつも以上に気合が入った」と昨夏の甲子園以来の150キロをマークしたが、1点を勝ち越した延長十一回裏に、1死満塁からの押し出し四球などでサヨナラ負け。「全て自分のしてしまったことが失点につながった。実力不足です」と唇をかんだ。

 だが、うつむいている暇はない。「最後は自分が投げて勝ちたい。この悔しさを(甲子園)交流試合にぶつけます」と視線を上げた右腕。16日に迫った本当のラスト試合へ-。この日の悔しさをバネに、最高の勝利で飾ってみせる。

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